児童発達支援を利用する前に知っておきたい5つのポイント|初めての方向けガイド

児童発達支援を利用してみたいけれど、
「うちの子は対象?」「手続きが難しそう…」

このようなお悩みを感じていませんか?
この記事では、初めて児童発達支援を検討している保護者の方に向けて、
利用前に知っておきたい5つのポイント をわかりやすく解説します。

coconone(ココノネ)でも、はじめて制度を知った方や、見学から一歩ずつ進まれる方が多くいらっしゃいます。
制度のしくみを理解すれば、安心して一歩を踏み出せます。

目次

①児童発達支援とは?

児童発達支援とは、発達の特性や障がいのある未就学児を対象に、
日常生活や社会性、運動・ことばなどの発達を支援する福祉サービスです。

国家資格を持つ専門職(理学療法士・作業療法士・保育士など)が関わり、
遊びや運動を通じてお子さんの「できる」を育みます。

📍対象:おおむね0歳〜6歳(未就学児)
📍通所頻度:週1〜5回ほど(市の支給決定により異なる)

② 利用には「通所受給者証」が必要

児童発達支援を利用するためには、
市町村が発行する 「通所受給者証」 が必要です。

この受給者証は、いわば「利用できる証明書」で、
お住まいの区役所・福祉課で申請します。

手続きの流れは次の通りです:

STEP
かかりつけ医・相談支援事業所などに相談
STEP
利用したい施設を見学
STEP
区役所で受給者証を申請(面談あり)
STEP
約2〜4週間で受給者証が発行

③ 費用の仕組み(1割負担+上限額あり)

児童発達支援の利用料は、原則として 自己負担1割 ですが、
世帯所得に応じて「月額上限額」が決まっており、
ほとんどの家庭では月4,600円または0円で利用できます。

世帯区分月額上限対象例
生活保護・非課税世帯0円低所得・ひとり親家庭
所得割28万円未満4,600円年収890万円未満程度
所得割28万円以上37,200円高所得世帯

3〜5歳の未就学児は、幼児教育・保育の無償化制度により無料になる場合もあります。

④ どんなお子さんが対象?

児童発達支援は、診断の有無に関わらず、
「発達の遅れが気になる」「体の使い方に偏りがある」など、
発達に課題を感じるお子さんが対象です。

具体的には:

  • 座る・歩くなどの運動発達がゆっくり
  • ことばの遅れがある
  • 集団行動が難しい
  • 感覚が敏感・鈍い
  • 医療的ケアが必要

cocononeでは、理学療法士が中心となり、
お子さんの体の発達や姿勢・動作の特徴を丁寧に見ていきます。

⑤ 見学から通所までの流れ

STEP
施設へ見学予約
STEP
見学・体験

お子さんの様子を見ながら支援内容を紹介

STEP
利用希望の申し出

区役所で受給者証を申請

STEP
支給決定・契約

利用日程を調整

STEP
支援スタート

初めての方でも、cocononeでは見学・相談から丁寧にサポートします。
申請や書類も一緒に確認できますので、ご安心ください。

まとめ

児童発達支援は、制度や手続きが少し複雑に見えても、
一歩ずつ進めば安心して利用できる仕組みになっています。

  • 対象:未就学児(0〜6歳)
  • 利用料:原則1割負担(多くの世帯で月4,600円以下)
  • 申請先:お住まいの区役所(通所受給者証)
  • 利用開始まで:見学→申請→決定→利用
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この記事を書いた人

こどもの理学療法士です。

小児専門の道立病院にて14年勤務。
現在は空気のおいしいところにひっそりと事業所を建てました。
札幌市「こども発達支援coconone」で親子通所支援や個別リハビリを行なっています。

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